ラマン分光はレーザ光源と分光器等を使用して色々なものを識別・特定することが出来るので幅広く利用されています。
PTT社製の小型ラマン分光計(GMD)は、2つの励起波長(532nm, 785nm)のレーザと焦点光学系、高性能CCD型検出器等をコンパクトな筐体に統合したラマン測定用の分光計です。携帯出来るコンパクトサイズで、RAMSpec ソフトウェアを入れたPCで簡単にスペクトル解析できます。アウトドアでの使用も可能で固体・液体・粉末・ペースト・ジェル・ダイヤモンドや宝石等どんなサンプルも測定でき、サンプル用の各種ホルダーが選べます。
GMDXはGMDのアップグレード型でXYZ3軸ステージ、観察カメラ、白色LED、レーザ温度安定化装置、レーザ安全カバーを装備した小型オールインワンシステムです。RAMSpecソフトウェアはリアルタイムのスペクトル測定、画像表示、スペクトル解析機能等が簡単に表示でき、複数のスペクトル比較機能も有ります。
GMD GMDX
◆レーザ波長:532nm, 785nm
◆レーザ出力:100mW (TEM00 mode)
◆レーザスポットサイズ: ~2mm (焦点距離)
◆ラマンシフト/分解能:186~3600cm-1/1.8cm-1, 186~5400cm-1/4.3cm-1 (532nm)
186~2800cm-1/1.8cm-1(785nm)
◆ダイナミックレンジ: 5000 : 1
◆出力フォーマット:CSV, SPC,TXT, EXCEL,BMP,JPG, PNG
◆サイズ: 160 x 140 x 85mm (GMD), 200 x 300 x 300mm (GMDX)
顕微鏡に装着して使用できるMRIは、一体型の高性能マイクロラマンシステムで高感度なSERS,TERS等の顕微分光計測が可能です。MRIの詳細はこちらから