APE社製オートコリレータは、ウルトラファーストレーザ(フェムト秒・ピコ秒レーザ)のパルス幅を容易に測定することが出来る高性能機器で、業界のリーダーとして25年以上信頼されてきました。pulseCheckはフレキシブルで拡張性の高い万能型オートコリレータで、光学セットの交換並びに3種類のディテクター(PD, PMT, TPA二光子吸収検出器)と測定モードにより、紫外から赤外まで広帯域に渡り高精度な計測が実現しています。
この度、最新のハイテクノロジーを駆使して高度に統合されたコントローラを装備し、クラス最高のパフォーマンスと最先端のデータ処理・評価機能を併せ持つ、新世代の短パルス高精度計測機器 pulseCheck NXとしてリニューアルしました。ソフトウェア、エレクトロニクス、メカニクス、オプティクスを含む全てが最新技術で高度に統合されており、高パフォーマンスの計測が実現する飛躍的に進歩した製品です。新世代の測定及びテストツールとして、短パルスレーザシステムの解析、監視、最適化が出来る様に貴重なソリューションを提供いたします。
特長
★スキャンレンジ50 psモデルは前例のない時間分解能、50 アトセカンドを達成。
★エレクトロニクスは本体内蔵となり、TCP/IPを介したSCPIリモート制御可能。
- ●TPA測定波長 :250 – 3200 nm
●PD, PMT 測定波長 :200 – 3200 nm or 3 – 12 μm, - ●測定パルス幅 :5 fs – 15 ps or 10 fs – 40 ps or 20 fs – 500 ps (SM2000)
●トリガ入力による低繰返し周波数測定対応可能。 - ●位相情報測定FROGオプション追加可能。
●高精度・高ダイナミックレンジ・低ノイズ:
18bitにて高分解能アト秒のディレイと新しく開発されたsysytem-on-chipを基本とした設計により、レーテンシが少なく淀みない測定ができより高速に高精度な測定が可能
●光の少ない環境下等での計測の可能:
強化された最新の低ノイズアンプが直接ディテクタヘッドに高度に統合されて、紫外域でも低パルスエネルギーにも対応可能でいつも迅速な計測が実現
●直感的なGUIと統合されたソフトウェアと包括的なデータ解析:
パルス幅計測・パルス品質の記録と共にメタデータダッシュボードにより主となる計測のパラメータ軌跡が簡単に表示され、データ転送もわかる
●自動テスト・リモートコントロール:
USB及びイーサネット接続を介してplug&play機能を提供し、自動テストやリモートコントロールが可能
主な仕様
モデル pulseCheck NX50 pulseCheck NX150 pulseCheck SM2000
パルス幅 5fs-15ps 15fs-40ps 20fs- 500ps
計測波長 200nm-12μm 200nm-12μm 200nm-12μm
ディレイ 50 attoseconds 150 attoseconds 1 fs
分解能 18bit 18bit 18bit
ディテクタ PD, PMT, TPA PD, PMT, TPA PD, PMT, TPA
pulseCheck NX