[ THE 2021 LASER FOCUS WORLD INNOVATORS AWARDS] のゴールド賞を受賞しました。
OPTICAL PARAMETRIC AMPLIFIER ORPHEUS-MIR
ORPHEUSシリーズは、Yb:KGW結晶をレーザ媒質に採用して開発した定評のある高エネルギー&高出力のフェムト秒レーザ PHAROSならびにCARBIDE 用に開発された光パラメトリック増幅器(OPA)で、高エネルギー、高出力にて紫外から赤外域まで波長チューニング可能です。光パラメトリック増幅器(OPA)は放射する波長を変更することが出来るレーザ光源で、広帯域の和周波発生振動分光法に最適です。
ORPHEUS-MIRは、中間赤外域のパルスの効率的な生成に最適化されたシステムで、中赤外域~赤外域の広帯域で波長可変できる超短パルス高出力・高エネルギータイプです。
特長
●波長チューニングレンジ:2500nm~11000nm (15000nmオプション)
●広帯域バンド幅: 500 cm-1
●最大入力パワー: 80W
●最大入力エネルギー: 2mJ
●パルス幅:<100fs
主な用途
■広帯域和周波発生振動分光法(SFG) →詳細は Sum-Frequency Generation Spectroscopy - LIGHT CONVERSION
■時間&角度分解光電子分光(TR-ARPES)
■高調波発生(HHG)
その他赤外分光や高エネルギー物理学の応用等、多くの科学的な用途に適応
PHAROSまたはCARBIDEレーザによってポンプで送られるORPHEUS-MIRのようなブロードバンド中間赤外光源は、必要なスペクトル範囲をカバーして一度に多くの振動レベルに対処することが出来るので、広帯域和周波発生振動分光法(SFG)に最適です。SHBC(第二高調波発生器)を使用するとレーザ周波数を2倍にすることができ、要件に合わせてスペクトル帯域幅を絞り込むことが出来ます。この構成ではSFG信号が可視スペクトル範囲で生成され、複雑な赤外線検出の必要性がなくなります。
R&D engineers Rimantas Budriūnas and Karolis Jurkus are the winners of the Laser Focus World Gold-level Innovators Award.