APE社は1992年に創立し、超短パルスレーザのパルス診断や波長可変変換に関する分野において、世界のリーダー的なメーカーです。創立以来、顧客がウルトラファーストレーザを最良の状態で加工・応用等に使用出来るように積極的にサポートすることで顧客との信頼を深め、ウルトラファーストレーザソリューションを計測・修正・改良する為の製品を生み出し提供して発展してきました。特に極短パルス幅の計測等に欠かせないオートコリレーターは、主要レーザメーカーで採用されておりウルトラファーストパルス測定の標準器となっています。
また極短パルスシンクロナスポンプOPO等をレーザメーカーへOEM供給しており、CARS顕微分光に最適なOPOシステムの開発・設計・製造および販売も行っています。
近年はウルトラファーストレーザの発展に貢献してきた技術を土台として更なる発展を目指しており「CARS・SRS顕微分光用一体型ピコ秒波長可変レーザ picoEmerald」「190nm(6.5eV) Laser-ARPES」等アプリケーションに対応したOPOシステムに注力しています。
2021年5月次世代型オートコリレータ pulseCheck NXが登場し、ウルトラファーストパルス計測に更なる進化が期待されます。
Levanteシリーズは、広帯域で波長可変出来るピコ秒光パラメトリック発振器(OPO)で、CARS・SRS分光に最適なシステムです。
中でもpicoEmerald はCARS・SRS分光用途に最適な一体型ピコ秒波長可変光源として支持されてきました。
2022年10月には、SRS(誘導ラマン散乱)顕微分光に最適な2色光源 deltaEmerald が新登場しました。これまで培ってきたOPO技術によりショットノイズの限界の低ノイズを実現し、最高のS/N値のパフォーマンスを目指しています。
それと同時に全てが統合されたコンパクトなダイオード励起ナノ秒OPO nanoLevante3 が新登場しました。3μm周辺で波長可変出来き、1.65μm付近やカスタムで4μmまで対応出来ます。
そして2022年11月9日、APE社は創立30周年を迎えました。
レーザパルスの計測とレーザの保守管理も行える次世代型のオートコリレータ pulseCheck NX、 CARS・SRS顕微分光やラマン分光にに最適なLevanteシリーズの新製品 deltaEmerald や nanoLevante3 を主軸として、更なる発展を目指しています。