米国LightPath Technologies 社は35年以上、光学レンズ・フォトニクス部品等の業界において世界的リーダーの役割を担ってきたレンズメーカーです。産業・軍事・通信・検査計測・メディカルサイエンスなどの分野に高品質の非球面レンズ、球面レンズ、IRレンズを提供しています。
高品質な熱的補償の材料に高性能なガラスモールド技術を使用して、一体モールド成型のIRレンズが大量生産出来るようになり、高品質・高集光特性のIRレンズ製造が低コストで実現しました。
また新しく開発された Molded BD6TM ガラス素材により、IRレンズの性能が著しく向上しています。
従来の高価なダイヤモンド切削のIRレンズ(Si,Ge) に代わる画期的なIRレンズで、熱特性が強化されており、特に焦点距離の長い高感度型はセンサ用としての応用が期待されています。例えば自動車に搭載して自動運転のビジョン強化に、熱探知カメラ、サーマル眼等、或いは無人航空機(ドローン)等にも可能性が拡がります。LightPath社製のIRサーマルイメージングレンズの更に詳細は →こちらから
さてこの様に応用が期待される自社製のIRレンズを使用し、自社で構築したIRカメラ MANTIS が新登場しました。
広いスペクトルレンジにより、LWIRカメラ又はMWIRカメラでは感知出来ない物をイメージングすることが可能です。
非冷却なので小型で取扱いが容易です。
特⻑
●非冷却赤外カメラ 波長レンジ:2~12μm
●画像解像度: 640 x 480 pixels, 17µm Pixels
●標準焦点距離: 19mm, F/1.1 レンズ
●フレームレート:30fps (60fps and 9fps オプション)
●ビデオ出力:CameraLink (USB3.0)
●USB接続、GUI ソフトウェア
●サイズ:50x50x75mm, 500g以下
用途
水で鎮火した火事の後に残っている煙をイメージで表示可能
LWIRカメラでは熱のみを感知し、MWIRカメラでは炎のみを感知
するが、2~12μmの波長レンジなので1台で感知