3光子顕微鏡は2光子顕微鏡とどのように比較されますか?
マウスの脳のより深いところをイメージする機能の比較(3P vs 2P)
写真提供: Albrecht Stroh, University Medical Center Mainz and Leibniz Institute for Resilience Research.
3光子顕微鏡が開発されるまでは深部イメージングには高エネルギーと低繰返しにより励起することが主でしたが、2013年に3光子顕微鏡(3PM)の方が2光子顕微鏡(2PM)よりも短くてエネルギッシュなパルスを最大限活用することが出来ることが分かり、その後は3光子顕微鏡(3PM)がマウスの脳や腫瘍や骨などの他の細胞組織の深部を画像化できるので、2PMの可能性を伸ばす事の出来るツールとして人気が上昇しました。
この度「CRONUS-3P フェムト秒レーザ によるイメージングの可能性を探る」記事が Laser Focus World に掲載されました。
article published by Laser Focus World.
CRONUS-3P フェムト秒レーザは、ワンボックスでターンキー操作の可変レーザでシンプル・コンパクトで信頼性が有り、3光子励起の高い非線形性により、イメージングの深さとコントラストを向上させる大きな可能性を示しています。
CRONUS-3P は Light Conversion 社が開発した3光子励起顕微鏡用のフェムト秒レーザで、 [THE 2023 LASER FOCUS WORLD INNOVATORS AWARDS] のシルバー賞を受賞しています。
CRONUS-3Pは、Yb フェムト秒レーザを使用した3光子励起顕微鏡用の光源です。
全てが高度に統合された次世代向け、産業用グレード、シングルサプライヤーソリューションです。それはよりコンパクトで、より信頼性があり、より汎用性・多目的に使用出来る様に考慮されてバージョンアップしたものです。
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group delay dispersion (GDD)グループ遅延分散機能によるコントロールを取り入れることで、自動制御が可能なフェムト秒可変光源に到達することが出来、1250nm~1800nmに於いてμJレベルの50fsのパルスを2MHzの繰返しで供給できるので、バイオロジカルな研究にも対応可能です。しかもパルス間のエネルギーや長時間出力安定性が得られる安定した光源です。
特長
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●デープイメージング用の高いパルスエネルギー
- ●1250nm~1800m の可変レンジは3光子イメージングに最適
- ●50fs までの短パルス幅でピークパワーが得られる
- ●全自動波長チューニングと GDD コントロール機能で簡便な操作性
- ●市場をリードするパルスエネルギーや長時間出力安定性
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