フェムト秒・ピコ秒光パラメトリック発振器(OPO)で世界的シェアを取り、信頼性の高い安定した光源を提供している独国APE社から、CARS顕微鏡や誘導ラマン散乱顕微鏡用途に最適な高速波長チューニング、高速イメージングが可能な一体型ピコ秒レーザ picoEmerald-FT が新しく発売されました。
特長
- ●一体型、ハンズフリー操作、ショットノイズが最低限
- ●高速波長チューニング (これまでのpicoEmerald の100倍速い)
- ●波長可変スピード:ランダムチューニングステップ1.5秒
- ●完全自動によるコンピュータ制御
- ●2 ps のパルス幅(スペクトル幅:10 cm-1)
- ●多色の波長可変出力
- ●シグナル波長 : 660 nm … 1010 nm
- ●基本波: 1032 nm
- ●アイドラ波長(オプション): 1055 nm … 2340 nm
- ●シグナル波長と基本波のビームが時間的・空間的にオーバーラップ(CARS/SRSに最適)
- ●40MHz のパルス繰返し周波数
- ●アクティブ・パッシブ的に安定化し、長時間の実験に対応
パルス幅2ps、線幅10cm-1により、高い信号強度とスペクトル分解能を実現。 指紋領域を含む210 cm-1 ~ 5450 cm-1のラマンバンドをカバーし、波長スイープ機能を搭載する。 波長を変更しても2色の光パルスは、時間的・空間的に完全オーバーラップする。更にオプションで、高周波ロックイン計測のために、ポンプレーザ光1032nm出力の20MHz 高速強度変調が可能で、ビデオレートSRSイメージングにも対応する。 CARS、SRS以外にも、多光子蛍光や第二高調波発生を含むマルチモーダルイメージン グに最適です。