APE社は1992年に創立しオートコリレーター、波長測定・制御装置やシンクロナスポンプOPO(Optical Parametric Oscclator)などの開発・設計製造および販売を行っています。シンクロナスポンプOPO製品はレーザメーカーへのOEM供給を行っており、ウルトラファーストレーザや、CARS顕微分光に最適なOPOシステムの開発製造および販売も行っています。また創立以来、数多くのオートコリレーターを出荷しており、主要レーザメーカーで採用されるなど、ウルトラファーストパルス測定の標準器と言っても過言ではありません。
LEVANTEシリーズ 高出力フェムト秒・ピコ秒レーザ(OPO) A.P.E社
Levante Emerald |
Levante Emerald は、モードロックNd:YVO4レーザ又はモードロック イットリビウムレーザの第2高調波を励起光源に使用することで、近赤外域で連続的に波長可変できるピコ秒高出力シンクロナスポンプOPO。 その出力は、フーリエ限界パルスのバンド幅、優れたビーム品質とビームポインティング安定性を兼ね備えている。signal光とidler光の出力は、コリニア出力され完全に空間的、時間的にオーバーラップしている。 高出力かつ狭帯域ピコ秒パルスを得る為の最適な光源。
近赤外域 (680-2300nm)で連続的に波長を変更できるので、CARS顕微分光のような多波長励起の実験用に理想の光源。(532nm励起)制御ソフトをリニューアルして全自動制御が可能になり、波長チューニングも簡単。 Levante Emerald HP もラインナップ 20W@532nm, 15ps >6W@(750-990nm)
特長 ●繰返し周波数固定の励起レーザ専用にすることで低コストで高出力を実現
Levante Emerald PS 仕様・用途 ■出力(signal光): 最大0.75W@80MHz(4W@532nm励起時) ■波長チューニングレンジ:690-2300nm ■線幅: 0.3-0.4nm ■パルス幅: 6ps以下 ■2波長発振 ■高調波オプション(SHG,THG, FHG, DFG)
Levante Emerald HP 仕様・用途 ■出力(signal光): 最大6W@80MHz(20W@532nm励起時) ■波長チューニングレンジ:690-2300nm ■線幅: <0.1nm ■パルス幅: 15ps以下 ■2波長発振 ■高調波発生ユニットオプション(SHG,THG, FHG, DFG) *高調波発生ユニットHarmoniXX FHG(3+1)を用い200nm以下の深紫外光で得られる高出力UV光源は、高分解能光電子分光やUV遷移ダイレクト1光子励起用途に最適。 |
Levante IR FS/ PS |
Levante IR は、モードロックピコ秒Nd:YVO4レーザを励起光源としたシンクロナスポンプOPO。OPOと励起レーザとの間のパルスジッターは無い。 繰返し周波数固定の励起レーザ専用にすることで、低コストで高出力を実現。 波長チューニングは、温度チューニングにより行い、高速で行うことが可能。 対応波長域は、SHG、THGや差周波発生を行うことで、紫外波長から中赤外波長域に拡張可能。 MIR(>10μm)光の直接発生が可能。
特長 フェムト秒タイプ ●出力(Signal光) 最大1W@80MHz(6W励起時) ●波長チューニングレンジ 1350-4000nm ●パルス幅 200fs以下
ピコ秒タイプ ●出力(signal光) 最大2W@76MHz(10W励起時) ●波長チューニングレンジ 1450-4000nm ●線幅 0.6nm以下@1600nm ●パルス幅 8ps以下 ●時間バンド幅積 トランスフォームリミットの1.5倍以内 |
picoEmerald
|
picoEmeraldは、Levante Emerald の技術を保持して、モードロックNd:YVO4レーザを内蔵した一体型ピコ秒OPO で、一体型ならではの安定性に優れており、ハンドフリーオペレーションも可能。 CARS・SRS等の顕微鏡・分光用途に最適な可変ピコ秒光源として、可変可能な2色の光源が全て自動制御で得られ、リニューアルしてより使い易くなった。 パルス幅2ps、線幅10cm-1により、高い信号強度とスペクトル分解能を実現。指紋領域を含む400~9000 cm-1のラマンバンドをカバーし、波長スイープ機能を搭載する。 700~1950nmで 波長可変でき、変更しても2色の光パルスは、時間的・空間的に完全オーバーラップする。 オプションで、高周波ロックイン計測のために、ポンプレーザ光340~1100nmにおいて出力の8~20MHz 高速強度変調が可能で、ビデオレートSRSイメージングにも対応する。 CARS、SRS以外にも、誘導ラマン顕微分光用途、多光子蛍光や第二高調波発生を含むマルチモーダルイメージン グに最適。
特長 ●コンパクトサイズ: 945(W) x 470(D) x 360(H)mm ●波長域: 1032nm±1.5nm (1032nm Beam) 700~990nm (OPO Signal), 1080~1950nm (OPO Idler) ●出力 (1032nm Beam): >700mW (OPO Signal):>700mW at 800nm (OPO Idler):>400mW at 1250nm ●OPO カバー領域:400~9000 cm-1 ●パルス幅:2ps ●スペクトル線幅:10cm-1 ●ポインティング安定性:<100μrad/100nm ●波長掃引機能
|
Emerald Engine
|
Emerald Engineは、picoEmeraldやLevanteEmeraldで使用されてるピコ秒OPOの基本オシレータ(励起光源)で、シンクロナスポンプレーザには不可欠な光源。 シンクロナスポンプOPOは進化して、ピコ秒コヒ-レント ラマン計測やビデオレートSRSイメージング等のアプリケーションで日常で気軽に使用できるパルスレーザ光源になった。 ◆Emerald EngineーBasic-Duo 赤外ファイバーレーザをベースにして周波数倍増出力ユニットと共に使用すると、2つのビームが得られる。 ①周波数倍増出力:>3W@516nm, 2.5ps ②基本出力 : >0.75W@1032nm, 2.5ps 2つのビームは同期しており、ジッターも生じ無い。
◆Emerald Engine HP―Basic-Duo 高出力が必要とされるアプリケーションには ①周波数倍増出力:>6W@516nm, 2.5ps, 80MHz ②基本出力 : >3W@1032nm, 2.5ps, 80MHz 2つのビームは同期しており、ジッターも生じ無い。
◆Emerald EngineーBasic Green Longpulse 周波数倍増出力:>4W@516nm, 5ps, 80MHz
◆Emerald Engine HPーBasic Green Longpulse 周波数倍増出力:>8W@516nm, 5ps, 80MHz
特長 ●繰返し周波数は冷却用ベースプレートにより安定化 ●Windows PC を基本とした制御用ソフトウェア内蔵 |