Black Diamond™は、全て直径120mmのブール(円柱)型に作成されており、素材のままで供給、研磨したりガラスモールド技術によりIRレンズに成型、或いは赤外線光学システムと熱画像アセンブリーによりIRカメラ等に組み込む等、各種の応用に利用可能です。特に注目すべき点は、研摩や成型などしても同じ屈折率が保てるように設計されていることです。当社は光学材料の信頼性と再現性を保つ為に、材料のサンプルテストを繰返し行い、材料の高品質を保つ努力を続けており、これは彼らのポリシーとも言えます。すぐれた耐久性と光学精度で最高のパフォーマンスを提供出来るBlack Diamond™ は様々な光学アプリケーションを活用することができ、赤外光学システムと熱画像アセンブリーにより、セキュリティを始め、高度な科学応用アプリケーションに役立つことでしょう。つまりこの材料はIRイメージングの業界にこれまでに存在しなかった新たなレベルのイノベーションをもたらす画期的な材料と言えます。
カナダモントリオール大学教授であり、先進的材料の超高速非線形分光分野のエキスパートである Carlos Silva Acuña 氏はカナダ・米国の化学学会や物理学会に周知されている研究者ですが、永年LC社製ウルトラファーストレーザ:PHAROSやそれと組合わせるOPA:ORPHEUSシリーズを愛用してきた重要顧客です。
彼はCanada Excellence Research Chair (CERC) において、強力な光-物質結合領域の半導体微小共振器および強く相関する量子材料に焦点を当てて研究を進めていますが、コヒーレント分光法とインコヒーレント分光法の両方を駆使して光誘起粒子の相互作用からなる微視的システムの性質を明らかにすることを目指しています。彼らはLC社のHARPIA分光システムを利用して光と物質の相互作用の理解を進め、フォトニクスや量子技術のための新材料の開発に貢献しています。100台目のHARPIAの記念すべきマイルストーンは彼の研究の礎になっています。