小型過渡吸収分光システム HARPIA-LIGHT 新登場!  (Light Conversion社製)

 

 

  • Light Conversion社はフェムト秒 OPA (Optical Parametric Amplifier)とYbべ-スのフェムト秒レーザ光源のパイオニアであり、数千台以上を出荷した実績を持つ連続波長可変ウルトラファーストレーザのリーディングカンパニーです。

  • 超高速分光システムHARPIAは、Yb高平均出力フェムト秒レーザPHAROS(20W)を励起光源として、PC 制御可変OPA:ORPHEUS(1MHz)をプローブ光として組合せ可能な小型ポンププローブシステムの過渡吸収分光システムです。各種の時間分解分光計測やフェムト秒による超高速材料加工に役立つ画期的な分光システムで、フェムト秒レーザ過渡吸収分光や多様な時間分解分光、更に蛍光分光や時間分解誘導ラマン散乱、フラッシュフォトリシス等の計測もすることができます。
  •  
  • この度卓上で使用出来る小型過渡吸収分光システムHARPIA-LIGHTが新登場しました。簡単にアクセスでき汎用性と比類ないパフォーマンスをワンボックスで実現しています。高度なフェムト秒レーザ技術を基本としてフェムト秒~ナノ秒の時間スケールで精密・正確な過渡吸収分光計測並びに分析を可能にしています。しかもユーザーフレンドリーなソフトウエアなので、サンプルをセットしてボタンを押すだけで簡単に分光計測ならびにを分析を行なう事が出来ます。

 

  • 特長

    ●簡単に使用出来るplug-and-play 接続

    ●フェムト秒~ナノ秒までの高い時間分解能

    ●正確な計測とデータ取得技術、高度な解析アルゴリズム

    ●広いスペクトルをカバー

    ●高度な技術でもユーザフレンドリーなデータ収集ソフトウェア

    ●堅牢なワンボックス仕様でメンテナンスフリー

     

    仕様

    ●励起波長レンジ:460-910nm

    ●励起偏光コントロール:リニア―(0-180°)

    ●励起波長:515nm, 343nm

    ●ディレイレンジ:7.5ns(10fs)

    ●時間分解能:<290fs

    ●レーザ繰返し周波数:3850Hz

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HARPIA-LIGHT については こちらから

 

HARPIA

  • これは尊敬すべきLC社の理科学アドバイザー(以前CEO)でVilnis大学レーザ研究センター教授のM. Barkauskas氏達が主導で開発したもので、2006年にHARPIAの原型を構築し近代的な分光システムの基礎が完成しました。
  • その後製品化され2012年に米国サンフランシスコで開催されたPhotonics Weatで HARPIA超高速分光システムとして披露されました。
  • そして日本の京都大学 と ルーマニアの国立研究開発施設 という主要な顧客を得る事が出来ました。  
  •  
  •    HARPIAエンジニアチーム                                      HARPIAの基本を開発したLC社の理科学アドバイザー、        
  •                                                                            Vilnis大学レーザ研究センター教授のM. Barkauskas氏
  •                                                            

HARPIA-TG キャリア拡散係数や寿命を計測する為の

  グレーティング方式の過渡吸収分光器   

  •  
  • 初代HARPIAの誕生から12年が経過して1/10 のフットプリントと小型化し、現在はHARPIA-TA を中心とした拡張型の分光システムとして用途に応じた構成を構築できます。2022年には最新技術のグレーティング方式過渡吸収分光器 HARPIA-TGが開発され、全自動PC制御でサンプルが非導電性または非蛍光なのかを数分で計測でき電気的に性質付けることが出来るので、材料サンプルがシリコン・ガリウムナイトライド等の様に半導体に適するかどうかを調べることも可能で、2022 Laser Focus World Innovators Awardsの金賞を受賞しています。2024年10月に100台目のHARPIAが出荷され、節目を迎えると共に今後更なる発展が期待されます。 
  •  
  • 分子振動・電子遷移・化学反応・エネルギー移動・蛍光分析などは全て分光法により探求・調査でき、多くのプロセス例を得る事ができるので、超高速分光システムHARPIAを使用する事により、分子や材料の動的特性を幅広い時間スケールで明らかにすることが出来、光吸収やエネルギー移動などを非常に詳細に観察することが出来ます。更に光合成の研究にも役立つことが出来れば、人工光合成などの新技術の開発を促し、持続可能なエネルギーソリューションへの道を拓く可能性が有ります。  

 

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小型ラマン分光オールインワンシステム GMDX に注目!     (ProTrusTech 社製)

ラマン分光はレーザ光源と分光器等を使用して色々なものを識別・特定することが出来るので幅広いアプリケーションに利用されています。

 

台湾ProTrusTech(PTT)社製の小型ラマン分光計(GMD)は、2つの励起波長(532nm, 785nm)のレーザと焦点光学系、高性能CCD型検出器等をコンパクトな筐体に統合したラマン測定用の分光計です。携帯出来るコンパクトサイズで、RAMSpec ソフトウェアを入れたPCで簡単にスペクトル解析できます。アウトドアでの使用も可能で固体・液体・粉末・ペースト・ジェル・ダイヤモンドや宝石等どんなサンプルも測定でき、サンプル用の各種ホルダーが選べます。 

 

GMDXGMDのアップグレード型でXYZ3軸ステージ、観察カメラ、白色LED、レーザ温度安定化装置、レーザ安全カバーを装備した小型オールインワンシステムです。RAMSpecソフトウェアはリアルタイムのスペクトル測定、画像表示、スペクトル解析機能等が簡単に表示でき、複数のスペクトル比較機能も有ります。

 

     GMD                                                        GMDX

 

       GMDX  at  nanotech2025

 

GMDXは nanotech2025 (2025/1/29-31 東京ビッグサイト)のPTTブースに出展されました。

 

◆レーザ波長:532nm, 785nm
◆レーザ出力:100mW (TEM00 mode)

◆レーザスポットサイズ: ~2mm (焦点距離)

◆ラマンシフト/分解能:186~3600cm-1/1.8cm-1, 186~5400cm-1/4.3cm-1 (532nm)

                       186~2800cm-1/1.8cm-1(785nm)

◆ダイナミックレンジ: 5000 : 1

◆出力フォーマット:CSV, SPC,TXT, EXCEL,BMP,JPG, PNG

◆サイズ: 160 x 140 x 85mm (GMD),   200 x 300 x 300mm (GMDX)

 

 

 

 

★顕微鏡に装着して使用できるMRIは、一体型の高性能マイクロラマンシステムで高感度なSERS,TERS等の顕微分光計測が可能です。MRIの詳細はこちらか

 

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高速でより高波長分解能・比類なき高パフォーマンスの分光器 AvaSpec-ULS2048XL+ 新登場 (Avantes 社製) 

Avantes社はファイバーオプティック分光器&システムを開発し続けている先駆者であり、イノベーターリーディングカンパニーです。30年の歴史は常に革新的で高精度、高品質、ユーザーフレンドリーの機器を創り出すことに力を置き、最先端の分光器、ファイバー、ソフト、光源、アクセサリーを提供して来ました。

次世代進化型分光器の先駆けでEVOシリーズ(USB3.0高速通信、LAN経由1GbpsEHT直接長距離伝送) やCMOSディテクター制御の分光器を開発し最新の分光器を発売し続けてきました。分光器は標準万能型(StarLine)、コンパクト型(CompactLine)、近赤外型(NIRLine)、通常より高いパフォーマンスを要求されるアプリケーション向けに(SensLine)が有ります。

これまでのSensLineのAvaSpec-ULS2048XL-EVOが新たにパワーアップしてこの度AvaSpec-ULS2048XL+ として新登場しました。

 

  AvaSpec-ULS2048XL+                         

 

AvaSpec-ULS2048XL+は、これまでのAvaSpec-EVOシリーズの利点を活かし、USB3.0 高速通信・データ転送や内部メモリ保存、外部トリガーは勿論のこと、背面照射型CCDイメージセンサ(2048pixels)の2次元アレイとより大きなモノリシック14x500µのピクセル、10倍向上したイメージラグ、露光時間が2μsの超高速を実現等の高度な量子技術の向上により、先進的な高速通信が可能になりました。

 

特長

●UV域やNIR域に於いても高感度

●大きなモノリシックピクセル採用

●10倍も向上したイメージラグ(画像の遅延)

●超高速な露光時間:2μs~

●ダイナミックレンジ:14,500

●slitの交換が可能

●産業用OEM組込み用有り

 

 

農業・食物  半導体 バイオメディカル 環境(大気)  システムインテグレーション

食品選別  薄膜コート 蛍光測定    大気汚染

スマート農業 メッキ  細胞分析    水質検査

 

 

 

 

 

標準万能型(StarLine)はコンパクトでプラグアンドプレイ搭載の高速・高性能・高品質の次世代型 万能タイプ VARIUS が登場し、これまでのAvaSpec-ULS2048/4096-EVOに代わって中心になっていきます。

最先端のオートメーション技術の工場で生産することで、優れた再現性が得られ個々の品質安定性・信頼性が高く、簡単に各種の機器やシステムに組み込み・統合することが出来ます。パワフルでハイエンドなパフォーマンスと高精度・高信頼性、汎用性に優れると共にフレキシブルなデザインが特徴的で、広範囲にわたり各種のアプリケーションに対応出来ます。しかも手頃な価格が魅力的です。

VARIUSは、標準タイプ  (2048 ピクセル型 / 4096ピクセル型 ) と OEMタイプが有ります。

 

                               

    Varius                                                Varius-OEM

 

特長                               特長

●コンパクト、プラグアンドプレイデバイス             ●堅牢で産業用に最適なハウジング

●CMOS制御(2048/4096ピクセル)                ●電磁両立性 (EMC) 

●高速計測・データ処理 (USB3.0)5Gbps                                      ●産業用システムへシームレスに統合

●計測の柔軟性(slitサイズの変更が簡単)

●機器やシステムとの統合がスムーズ

●s/n: 375 : 1

●感度:365.000 / 261.000●露光時間: 最小9μs~30s
●F=75mm の光学ベンチ
●迷光:<0.1%
●ダイナミックレンジ :> 4500 : 1

●波長域:190~1100nm

 

AVANTES

 

農業・食物  半導体    照明     化学        システムインテグレーション

食品選別    薄膜コート  LEDの較正  ラマン分光  機器やシステムへの統合

スマート農業  エンドポイ  放射測定   蛍光分光

        ント検知

 

 

AVANTES社は、近年 NYNOMIC AGの主催するNYNOMIC Gropに入り生産性・技術プラットフォームに基づくスマート光学、現在の技術を使って非常に小さなものを創る概念を採用し、スムーズな統合により最先端の製品と価値を提供出来る事をモットーとしています。

 

★NYNOMIC Gropは1995年に独国でm-u-t GmbHとして創設し、2018年からNYNOMIC AG に社名変更し戦略的な金融持株会社として、幅広いアプリケーションの為の故障のない均一の製品を製造する光学ハイテクシステムを構築し発展してきました。ライフサイエンス・グリーンテク・クリーンテクの3つの市場を成長戦略に位置付け、メディカル・農業・半導体分野でNYNOMIC Grop内で相乗効果を高め戦略的に成長していくことを目指しています。

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ISWAMP2025 (第8回強場短波長原子分子過程に関する国際会議)(名古屋大学 野依記念学術交流館)

会期:   2025年7月25日(金)~27日(日)

会場: 名古屋大学東山キャンパス 野依記念学術交流館

 

★スポンサーとして参加(講演プログラム冊子への広告投稿)

 

 

 ◆最新の高エネルギー・高平均出力フェムト秒レーザ  

            

      PHAROS                              CARBIDE

 

 

 

 

 

 詳細は  こちらから 

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Optics’ Retardance Measurement Station TB-1000

計測用システムコンピュータ 計測用システム ソフトウェア 計測用システム 外形寸法
 
TB1000には計測を参照するためのリターダ―が附属

 

 


 リターダンス 計測用システム

 

 


     software

 


   Computer 

 

Madowlark Optics社は長年、偏光オプティクス・液晶オプティクスの研究開発を続けてきて、独自の材料や非機械的な高性能・高品質の各種製品を開発している。ポラライザー(偏光板)その他オプティクスの品質は業界標準の規格・品質のハイスペック、表面品質の高さ・高い消光比・低い 透過波面誤差等の高精度・高品質の製品をを提供している。

                                               

TB1000 は波長板の計測の為に作られた計測システムをリターダンスを計測するシステムとして確立したもので、汎用型でポータブルなので楽に移動でき、偏光のリターダンス:界面からの反射による光の特長的な変更間の位相の違いを計測できる。完全密閉構造の計測システムで、ターンキー操作でユーザに優しいソフトウエアにより、ワンクリック操作で瞬時に波長板や多材料から構成されているマルチオーダー波長板やサファイア・水晶・フッ化マグネシウムなどのゼロオーダー波長板などのリターダンス計測が出来る。

 

特長

●ワンクリック・2秒以下でリターダンス計測が出来るコンパクト

●再現性が高い

●軸のアライメントチェックが早い

●自動の暗いvs 明るい参照画面

●ユーザーに優しいインターフェース

●計測の参照用のリターダーが含まれている

 

主な仕様 

Retardation Range: 0.1 – 45 waves at 630 nm (default)
●Wavelength measurement range capabilities: 380 nm to 4.5 µm
●Maximum optic size (to center): 8.2” (208 mm)
●Retardance Accuracy: 0.005 waves at 630 nm
●Measurement Rate: < 2 seconds

●Measurement Spot Diameter: 3.8 mm
●Measurement Units: nm, λ (for retardance), or mm (for thickness)
●Crystal Types: Quartz, Sapphire, Magnesium fluoride
●Interface: USB 2.0

                                                                                           

                                                                               

 

 

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BDNL Black Diamond カルコゲナイドガラス  2024LFW Gold賞受賞(LightPath Technologies社製)

米国LightPath Technologies 社は35年以上光学レンズ・フォトニクス部品等の業界において世界的リーダーの役割を担ってきたレンズメーカーで、産業・軍事・通信・検査計測・メディカルサイエンス等の分野に高品質の非球面レンズ、球面レンズ、IRレンズを提供しています。

近年急速に需要が増えたIRレンズに対して、高品質な熱的補償の材料に高性能なガラスモールド技術を使用して、一体モールド成型のIRレンズが大量生産出来るようになり、高品質・高集光特性のIRレンズ製造を低コストで実現しています。

ゲルマニウム(Ge)に代わる材料として開発されたカルコゲナイド(BDシリーズ) ガラス素材は画期的なIRレンズ材料で、熱特性が強化されており、特に焦点距離の長い高感度型はセンサ用としての応用が期待されています。

この度BDNLTM Black Diamond カルコゲナイドガラス が Laser Focus World誌2024年度のイノベーターズ・アワードの金賞を受賞しました。BDNL はLWIR域に特に高感度で今後が期待される材料です。

 

次世代向けに10年以上研究開発を続けた結果、chalcogenide-based glass materials-カルコゲナイドガラス素材から、クリアーで最高のパフォーマンスが得られるBlack Diamond™ が開発され、米国海軍研究所から独占的にライセンスを得ています。

Black Diamond™は、全て直径120mmのブール(円柱)型に作成されており、素材のままで供給、研磨したりガラスモールド技術によりIRレンズに成型、或いは赤外線光学システムと熱画像アセンブリーによりIRカメラ等に組み込む等、各種の応用に利用可能です。特に注目すべき点は、研摩や成型などしても同じ屈折率が保てるように設計されていることです。当社は光学材料の信頼性と再現性を保つ為に、材料のサンプルテストを繰返し行い、材料の高品質を保つ努力を続けており、これは彼らのポリシーとも言えます。すぐれた耐久性と光学精度で最高のパフォーマンスを提供出来るBlack Diamond™ は様々な光学アプリケーションを活用することができ、赤外光学システムと熱画像アセンブリーにより、セキュリティを始め、高度な科学応用アプリケーションに役立つことでしょう。つまりこの材料はIRイメージングの業界にこれまでに存在しなかった新たなレベルのイノベーションをもたらす画期的な材料と言えます。

 

直径120mmのブール(円柱)型 Black Diamond™

 

 

  SWIR域  BD-6        MWIR域  BD-2       LWIR域  BDNL-4

 

                       

 

 

特にLWIR域に対応する最新のBlackDiamond™ BDNL-4は IRカメラMANTISに使用されています。  MANTIS 

 

 

 

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マイクロキャビティ(微小共振器)研究の進化 (with HARPIA)    (Light Conversion 社製)

 

 

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  • カナダモントリオール大学教授であり、先進的材料の超高速非線形分光分野のエキスパートである Carlos Silva Acuña 氏はカナダ・米国の化学学会や物理学会に周知されている研究者ですが、永年LC社製ウルトラファーストレーザ:PHAROSやそれと組合わせるOPA:ORPHEUS シリーズを愛用してきた重要顧客です。
  • 彼はCanada Excellence Research Chair (CERC) において、強力な光-物質結合領域の半導体微小共振器および強く相関する量子材料に焦点を当てて研究を進めていますが、コヒーレント分光法とインコヒーレント分光法の両方を駆使して光誘起粒子の相互作用からなる微視的システムの性質を明らかにすることを目指しています。彼らはLC社のHARPIA 分光システムを利用して光と物質の相互作用の理解を進め、フォトニクスや量子技術のための新材料の開発に貢献しています。100台目のHARPIA記念すべきマイルストーンは彼の研究の礎になっています。
  • HARPIAシステム(PHAROS + ORPHEUS-N 又はPHAROS + ORPHRUS -F, HARPIA-TG )等により、フーリエ顕微鏡の構成内でポンププローブ実験を行う事により研究が進化し、「高分解能インパルス刺激マン分光」や「共役ポリマーに関する一連の重要な過渡吸収について」等の研究成果を発表しています。そして今後彼らが目指すのは Coherent Terahertz Spectroscopy とのことです。

  • Prof. Carlos Silva Acuña Marks a Milestone with HARPIA     

 

 

 

 

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  • Light Conversion社はフェムト秒 OPA (Optical Parametric Amplifier)とYbべ-スのフェムト秒レーザ光源のパイオニアであり、数千台以上を出荷した実績を持つ連続波長可変ウルトラファーストレーザのリーディングカンパニーです。

  • 超高速分光システムHARPIAは、Ybフェムト秒レーザPHAROSとPHAROS用のOPAとして開発されたORPHEUSを基本として構築された分光システムで、各種の時間分解分光計測やフェムト秒による超高速材料加工に役立つ画期的な分光システムです。
  • これは尊敬すべきLC社の理科学アドバイザー(以前CEO)でVilnis大学レーザ研究センター教授のM. Barkauskas氏達が主導で開発したもので、2006年にHARPIAの原型を構築し近代的な分光システムの基礎が完成しました。
  • その後製品化され2012年に米国サンフランシスコで開催されたPhotonics Weatで HARPIA超高速分光システムとして披露されました。
  • そして日本の京都大学 と ルーマニアの国立研究開発施設 という主要な顧客を得る事が出来ました。  
  •  
  •    HARPIAエンジニアチーム                                      HARPIAの基本を開発したLC社の理科学アドバイザー、        
  •                                                                            Vilnis大学レーザ研究センター教授のM. Barkauskas氏
  •                                                            

HARPIA-TG キャリア拡散係数や寿命を計測する為の

  グレーティング方式の過渡吸収分光器   

  •  
  • 初代HARPIAの誕生から12年が経過して1/10 のフットプリントと小型化し、現在はHARPIA-TA を中心とした拡張型の分光システムとして用途に応じた構成を構築できます。2022年には最新技術のグレーティング方式過渡吸収分光器 HARPIA-TGが開発され、全自動PC制御でサンプルが非導電性または非蛍光なのかを数分で計測でき電気的に性質付けることが出来るので、材料サンプルがシリコン・ガリウムナイトライド等の様に半導体に適するかどうかを調べることも可能で、2022 Laser Focus World Innovators Awardsの金賞を受賞しています。2024年10月に100台目のHARPIAが出荷され、節目を迎えると共に今後更なる発展が期待されます。 
  •  
  • 分子振動・電子遷移・化学反応・エネルギー移動・蛍光分析などは全て分光法により探求・調査でき、多くのプロセス例を得る事ができるので、超高速分光システムHARPIAを使用する事により、分子や材料の動的特性を幅広い時間スケールで明らかにすることが出来、光吸収やエネルギー移動などを非常に詳細に観察することが出来ます。更に光合成の研究にも役立つことが出来れば、人工光合成などの新技術の開発を促し、持続可能なエネルギーソリューションへの道を拓く可能性が有ります。  

 

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ICPEAC2025 (第34回光子電子原子衝突物理学国際会議)   (札幌コンベンションセンター)

会期:   2025年7月29日(火)~8月5日(火)

会場: 札幌コンベンションセンター

 

★スポンサーとして参加  (展示スペース有)

 出展品

 

 

 ◆最新の高エネルギー・高平均出力フェムト秒レーザ  

            

      PHAROS                              CARBIDE

 

 

 

 詳細は  こちらから 

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液晶偏光回折格子(Liquid Crystal Polarization Grating)を開発  (Meadowlark Optics社製)     

 

 

Meadowlark Optics 社は、広範囲に渡る波長域の高品質な偏光システムやコンポーネンツ (液晶偏光製品を含む) を材料の選別・設計から開発、製造まで手掛けて販売しており、偏光科学のマーケットに於いて他よりも高品質な製品のラインナップを取り揃えており、お客様のニーズやユニークなアプリケーションにも使用出来る様にカスタム対応をしています。

偏光格子は円偏光を格子のプラス又はマイナスのいずれかに非常に効率的に回折します。

この度偏光ビームスプリッターと効率の良い回折格子(グレーティング)の特性を1つの薄い光学部品に組合わせることで、独自に構築した液晶偏光回折格子(Liquid Crystal Polarization Grating) を 開発しました。

Liquid Crystal Polarization Grating は下記の様な応用に使用できます。

●ビームステアリング

  • ●薄い偏光ビームスプリッター
  • ●非メカニカルビームステアリング用の可変リターダ 
  • ●スペクトルイメージング 
  • ●偏光計・偏光測定 
  • ●位相顕微鏡 

 

 

                  

さて、偏光製品はMedowlark Optics 社の代表的な技術であり製品です。

しかしながら独自開発のLCOS技術とアナログドライブ技術によりリップルの無い安定性の高い位相変調が可能なSLM液晶空間光変調器は画期的な超高速・高解像度モデル:SLM-1K 1024x1024-High speed /Ultra High Speed を開発してハイブリッド波面整形・体積イメージングや顕微鏡用途、産業用のレーザ加工やレーザ通信にも役立つ貴重なSLMとなっています。また高解像度・高位相安定性モデル:SLM-1920x1200モデル は、安価でラボや教育現場で使用するのに適しています。

この度、高解像度・高位相安定性モデル:SLM-1920x1200Sシリーズが登場しました。 Sシリーズは10-bit のコントローラで稼働でき、別の波長範囲やダイエレクトリックミラーによる高回折効率が得られます。

 

 

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量子ドット単一光子生成用光源 picoEmerald (APE 社製)

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APE社製のpicoEmerald はパルス幅2psの超短ピコ秒パルスを生成し、全自動で700~990nm(signal), 1080~1950nm (Idler)で波長可変でき、基本波1032nmもチューニングできる3色光源なので、量子ドット単一光子生成などに有効なピコ秒波長可変OPOです。

ピコ秒パルス光源は狭帯域で量子ドットエミッターの共振励起を非常に高効率で行う事ができるので、量子ドットのパルス励起に有効で、しかもpicoEmeraldは帯域を調整することが可能なので最適な光源と言えます。

 

今年10回目を迎えたEQEP: International Workshop on Engineering of Quantum Emitter Properties (量子エミッタ特性工学)に出展したAPE社は、会場にて量子ドット単一光子生成のショウケース(デモ)を提供しました。EQEPは半導体量子ドット、機分子、陥中心、次元材料など、固体量子エミッターや量子システム研究のために創られたユニークなワークショップで、光-物質相互作用とナノ分光法 や固体物質からの量子光生成などから量子コンピュータや量子顕微鏡などの量子研究の次世代を拓く貴重な場となっているようです。

 

APE社では、picoEmeraldpulseSlicer (スペクトルをカットしてパルスレーザのスペクトル幅を狭帯域にすることが可能)を組み合わせることで、量子ドット単一光子生成・もつれ光子生成用励起光源としてより良いシステムを提供しています。

この組み合わせにより、ピコ秒スペクトルの帯域幅の変更を自動で行う事が出来るので、量子研究・量子顕微鏡、ゴーストイメージング等の分野にも対応出来る可能性が拡がります。

 

特長

●単一光子サンプルの共鳴が互いに近い為、帯域幅が狭い(選択性)

●異なる共振に応答するピコ秒レーザの波長チューニング特性

●分光に適する波長チューニング特性

●空間と時間をオーバーラッピング出来る2色光源が利用できる

  • ●異なる幅の共振に最適に対応する可変帯域幅(pulseSlicerによる)
  • ●比較的弱い単一光子信号を多数の測定にわたって蓄積する必要が有る為、高い繰返しが必要
  • ●ピコ秒レーザ励起による高いスペクトルパワー密度(小帯域幅)
  • ●中赤外域への拡張はDFG(高調波)ユニットを組合わせる事が出来る
  • ●1500nmに対応出来ないチタンサファイアレーザと比較して、picoEmeraldはより広いチューニング範囲に対応できる
  •  (チタンサファイアレーザとOPOを組み合わせると、波長は対応出来るがパワー密度が低い)
  • picoEmeraldpulseSlicer を組み合わせると自動で帯域幅の変更が可能
  •  

                          

        picoEmerald                           pulseSlicer                  

 

    

                  picoEmerald  +    pulseSlicer                  

 

 

 

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