3μm周辺中赤外パルスファイバーレーザ Femtum Ultra 2800 / Ultra Tune 3400
QS LASER社製のダイオード励起パッシブ⼩型Qスイッチピコ秒(サブナノ秒)レーザは 空冷OEM型として各種用途が期待される製品です。
この度ピークパワーが7MWまで得られるnewモデルMPL-2210が新登場しました。
最新の技術により⾼ピークパワー並びに高エネルギーが得られ、温度的・機械的に安定したベースプレートにより出力パラメータが安定し⾼品質ビーム出⼒が得られるので、大気汚染のモニタ・DNA分析、スーパーコンティニアム光の生成、LIBS、時間分解分光、リモートセンシング、ガス混合物の点火など理科学研究・機器製造などに有効なほか、幅広い用途に対応可能な⼩型ハンドヘルド空冷OEM 型です。
MPL-2210
特⻑
●最⼤パルスエネルギー:2mJ@1064nm
●パルス幅: <250~270ps
●最⼤ピークパワー:7 MW@100Hz
●繰返し周波数:1〜100Hz 可変
●高調波オプション: 532nm/355nm/ 266nm
高調波オプション付き自立型 OEM型
MPL2310/2510 パッシブタイプのほか、MPL1310/1510 パッシブタイプ と MPL15100 アクティブタイプなどが有ります。
詳細はこちらから
更にダイオード励起ゲインスイッチ超コンパクトピコ秒レーザAngis とダイオード励起パッシブ/アクティブ⼩型Qスイッチサブナノ秒レーザAgriusも開発され、次世代レーザとして期待されます。
Angis
特⻑
●最⼤パルスエネルギー:1μJ
●パルス幅: <50ps
●繰返し周波数:<10kHz
●880nm励起レーザ、1064nm発振
APE社は広帯域で波長可変出来るピコ秒光パラメトリック発振器(OPO)の先駆的存在で、各種の理科学用途向けやSRS・CARS分光用に使用されてきました。そして2022年にはSRS(誘導ラマン散乱)顕微分光に最適な2色光源、最高のS/N値のパフォーマンスと2つの振動バンドにて、イメージングや背景除去のために使用可能な光源として deltaEmerald が開発されました。一方フローサイトメトリーにも力を入れており、サイトメーター用の高感度・高分解能の強度・リニアリティ・精度が較正済の光源 quantiFlash を提供しています。そしてCOVID19以降、紫外線の殺菌能力に注目が集まっている今日、フローサイトメトリーで殺菌効果が期待される UV-C LED光源 が新登場しました。
quantiFlash
白色光源 多色光源
●パルス幅:1~10μs
●パルス繰返し:500~50000Hz (100Hz step)
●繰返し精度:10-6
複数のUV-C LED(200~280nm)がフロースルー型リアクターに内蔵しており、
セルソーター シース液除染など、細菌・ウイルスに対し高い殺菌効果が得られる
APE社 フローサイトメトリー用光源 QuantiFlash は こちらから
この度、カナダ Femtum社の製品の取り扱いを開始しました。3μm周辺の中赤外域のフェムト秒ファイバーレーザを提供しています。
Femtum社は3μm周辺のレーザに焦点を当て、3μmで有効な量子光学、質量分光測定法等の理科学用途向け、半導体関連や薄膜等の新しい素材の微細加工等の応用に対応し、更に斬新なアプリケーションを開発しているようです。
基本モデル
モデル |
Femtum UltraTune 3400 |
Femtum Ultra 2800 |
Femtum Amp 2800 |
Femtum Nano 2800 |
中心波長 | 3~3.4μm | 2800nm±20nm | 2780nm±50nm | 2780nm±50nm |
パルス幅 | <500fs | <500fs |
シグナルゲイン :10~20dB |
30~200ns |
平均出力 | 30~>1000mW |
10~70mW ピークパワー1kW |
10mW~1W | 10mW~1W |
繰返し | ~35MHz | 25~70MHz | 1~50kHz | |
ビーム品質 | M2<1.3 | M2<1.3 | M2<1.3 | M2<1.5 |
用途
■量子光学 ■質量分光測定法 ■ハイパースペクトルイメージング・顕微鏡 ■吸収スペクトル分光法
■非金属のレーザ加工 ■生体組織アブレーション ■薄膜加工・半導体加工 ■ポリマー加工
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ScanDelayは、干渉計、ポンプ&プローブ測定光学系や相関計の光学部品を移動、位置決めや、高速にスキャンすることができる。 低質量、低フリクション設計のスキャニングユニット部分は、高精度、高速スキャニングだけでなく、広いディレイレンジにも対応。 スキャニングユニット部は、付属のコントローラーまたは外部信号源で駆動できる。 ポジションセンサー内蔵により、位置情報を正確に電気信号として得ることが可能。
特長
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米国LightPath Technologies 社は35年以上、光学レンズ・フォトニクス部品等の業界において世界的リーダーの役割を担ってきたレンズメーカーです。産業・軍事・通信・検査計測・メディカルサイエンスなどの分野に高品質の非球面レンズ、球面レンズ、IRレンズを提供しています。
高品質な熱的補償の材料に高性能なガラスモールド技術を使用して、一体モールド成型のIRレンズが大量生産出来るようになり、高品質・高集光特性のIRレンズ製造が低コストで実現しました。
また新しく開発された Molded BD6TM ガラス素材により、IRレンズの性能が著しく向上しています。
従来の高価なダイヤモンド切削のIRレンズ(Si,Ge) に代わる画期的なIRレンズで、熱特性が強化されており、特に焦点距離の長い高感度型はセンサ用としての応用が期待されています。例えば自動車に搭載して自動運転のビジョン強化に、熱探知カメラ、サーマル眼等、或いは無人航空機(ドローン)等にも可能性が拡がります。LightPath社製のIRサーマルイメージングレンズの更に詳細は →こちらから
さてこの様に応用が期待される自社製のIRレンズを使用し、自社で構築したIRカメラ MANTIS が新登場しました。
広いスペクトルレンジにより、LWIRカメラ又はMWIRカメラでは感知出来ない物をイメージングすることが可能です。
非冷却なので小型で取扱いが容易です。
特⻑
●非冷却赤外カメラ 波長レンジ:2~12μm
●画像解像度: 640 x 480 pixels, 17µm Pixels
●標準焦点距離: 19mm, F/1.1 レンズ
●フレームレート:30fps (60fps and 9fps オプション)
●ビデオ出力:CameraLink (USB3.0)
●USB接続、GUI ソフトウェア
●サイズ:50x50x75mm, 500g以下
用途
水で鎮火した火事の後に残っている煙をイメージで表示可能
LWIRカメラでは熱のみを感知し、MWIRカメラでは炎のみを感知
するが、2~12μmの波長レンジなので1台で感知
この度、独国 n2 Photonics社の製品の取り扱いを開始しました。 n2 Photonics社はパルスを圧縮することにより、超短パルスを創り出し変換することのできるモジュールを提供しています。これまで多くメーカーとコラボしてアプリケーションに合うコンプレッションを提供しています。
基本モデル
モデル | MIKS1_S | MIKS1_M | MIKS1_L | MIKS12 | MIKS12_UP |
入力エネルギー | 1~200μJ | 200~500μJ | 50~300μJ | 50~300μJ | 50~300μJ |
入力パルス幅 | 200fs~9ps | 200fs~9ps | 200fs~9ps | 200fs~9ps | 200fs~9ps |
出力パルス幅 | <45fs | <45fs | <45fs | <15fs |
<10fs |
用途
■研究開発・・・超高速ポンププローブ分光、高調波・深紫外高調波、アト秒パルス生成、超赤外放射生成、走査型近接場光顕微鏡
■顕微分光・・・非線形顕微分光、2光子顕微分光、CARS顕微分光、3光子顕微分光
■材料加工・・・表面ナノ・マイクロ構造構築、レーザーリソグラフィー、マルチフォトン重合
Avantes社はファイバーオプティック分光器&システムを開発し続けている先駆者であり、イノベーターであり、世界の分光器リーディングカンパニーです。
2023年お客様の立場に立って分光器の構成を創り出してきた30年の経験を基に、コンパクトで次世代のフォトニクスに対応出来る様に考慮し、あらゆる産業用途に応用できるPACTOを開発しました。
これまでのcompactLine (AvaSpec-Mini) に加わるnew seriesで、コンパクトながら高速で高パフォーマンスが得られ、OEM 組込み対応で各種研究用、その他の応用は無限大であらゆる分野で使用出来る次世代型です。
最先端のオートメーション技術の工場で生産される為、優れた再現性が得られ個々の品質安定性・信頼性が高く、簡単に各種の機器やシステムに組み込み・統合することが出来ます。特にサイズやフレキシブルさが要求される場合に最適です。
USB接続の基本型(PACTO), RS232/SPI 接続型(PACTO-LINK), ユーザーのニーズに合わせて構築出来る(PACTO-BENCH ONLY) の3タイプが用意されています。
特長
●コンパクトサイズ
●CMOS制御(2048/4096ピクセル)
●高速計測
●計測の柔軟性(slitサイズの変更が可能)
●最新の光学ベンチ(PACTO Bench)
●機器やシステムとの統合がスムーズ
●s/n: 375 : 1
●感度:365.000 / 261.000●露光時間: 最小9μs~30s
●F=75mm の光学ベンチ
●迷光:<0.1%
●ダイナミックレンジ :> 4500 : 1
●温度・波長安定性が高い
●USB接続基本タイプ(USB2.0),
●寸法:105 x 80 x 20mm, 277.5g
●波長域:200~1100nm
米国TTI社は、ファイバー技術が発明された1970年代から研究開発を始めたメンバーで1989年に創立された会社で、ファイバー利用のテスト・計測機器を中心として、ファイバーオプティクス・フォトニクス機器を開発して世界に提供すると共に、より高い品質、精度を追及し続けておりました。2021年にその業績や技術が認められて、世界的なネットワーク会社:米国TREND NETWORKS 社の嵩下に入りました。
そしてTTI社の創設者であるCEO Michael Mazzatti 氏が中心となり、これまで培ってきた技術を土台として、ファイバーオプティクスのワールドクラスのテスト&計測機器のリーダー的製造メーカーとして再出発し、TREND Networks 製品として新デビューしています。
◆光/電気変換器(O/E Converter) TIAシリーズは、光ファイバーから入力した光信号を正確に迅速に、しかも簡単に電気信号に変換して取り出すことが可能。
特長
●コンパクトでオシロスコープ等に直接接続可能
●400nm~1700nm
●超高速型はDC~20GHzまで対応
●9Vのバッテリー又はAC電源で稼働
◆LTXシリーズE/O-O/Eペアコンバータは、1ペアで光信号と電気信号の変換が自在に可能。
特長
●デジタル信号(0~50 Mb/S)を16チャンネルの@1310nmシングルモード光ファイバーでの伝送:最大10km
●アナログ信号DC to 25 MHz Fiber Optic Link@850nmマルチモード光ファイバーでの伝送:最大500m
◆C-995 Optical Chopper は、シングルブレードで4Hz~5000Hzのチョッピングが可能。
特長
●外部同期が出来るNEWタイプ
お客様各位
新年明けましておめでとうございます。
新春のお慶びを申し上げます。
希望に満ちた良い年になります様に心よりお祈り申し上げます。
本年も皆様のお仕事のお役に立つ製品や情報を提供して参りたいと存じます。
今後とも変わらぬご愛顧のほど心よりお願い申し上げます。
どうぞよろしくお願い致します。
フォトテクニカ株式会社
社員一同